思い出した日記

思い出したことを日記として書き記しています。

校歌

時期 小学校6年生

場所 音楽室

思い出したきっかけ 子供たちの声

 

私の通っていた小学校の校歌は、歌い出しが児童2人による斉唱でした。(斉唱とは2人以上が同じ旋律を歌うことを指します。)

 

30秒ぐらいのフレーズを全児童に先駆けて2人だけで歌う訳です。

しかも完全アカペラで。

 

未だに覚えているぐらい素敵なフレーズですが、ピッチが狂えばその後に入るピアノと全児童の斉唱に大きな影響があります。

大変重大な役回りであったと思います。

 

難易度の高さから例年、6年生の楽器などの経験者(譜面が読める)の生徒が選ばれていました。

また、音程の高さから選ばれるのは女子だけでした。

 

ある日、音楽の先生から呼び出されました。

音楽室に向かうと女子が1人いて、先生は2人で上記のアカペラ部分を歌ってみてと言いました。

 

何度か歌い、伴奏付きで歌ったり1人で歌ったりした後に先生が私に向かって言うには、

先生「君は女子と同じぐらい声は高いし、楽譜も読めるけど……」

私「……けど?」

先生「歌があんまり上手じゃないね」

私「……」

 

結局私は選ばれず、例年通り女子が2人選ばれました。

残念でしたが、選ばれたら選ばれたでプレッシャーで押し潰されていたでしょうから選ばれなくて良かったのかもしれません。

 

実家は小学校のすぐ側にあるため、家の窓を開けているとチャイムや子供たちの声が聞こえます。

全校集会でしょうか、校歌が聞こえることもあります。

懐かしい気持ちになりました。