水筒とパジャマ
時期 小学校低学年
場所 通学路
最近、水筒を持ち歩くことにしています。
とにかく外は暑いですし、職場と自宅の近くに無印良品があり水のサーバーが無料で使えるので重宝しています。
自宅近くの無印良品に寄った時のことです。
水筒をカバンから取り出してサーバーに近づこうと鏡の前を通りすがったとき、鏡に映る自分の姿を見てぎょっとしてしまいます。
髪ボサボサ!
スーツの上下の組み合わせが違う!
そして極めつけは革靴じゃなくてサンダル!
これから仕事にいくのに……。
慌てて自宅に帰りました。
多分寝ぼけていたのだと思います。
その時、以前にも似たようなことをしてしまったのを思い出しました。
小学校低学年のとき、その日は遠足の日でした。
前の日からわくわくしていて、当日は少し早起きをしました。
急いで準備を済ませさあ学校へ! と自宅から出て集団登校の集合場所である公園まで向かいます。
数10メートル進んだ時に、はっとしました。
カバンやお弁当はなく、持っているのは水筒だけ!
上下はまだパジャマ!
大慌てで自宅に帰りました。
多分寝ぼけていたのではなく、楽しみすぎて気がせいてしまったのだと思います。
母は大爆笑でした。
誰ともすれ違わなくてよかった……。
その日の遠足の内容は何一つ覚えていませんが、自分がパジャマ姿であった瞬間のことだけはありありと思い出せました。