思い出した日記

思い出したことを日記として書き記しています。

ポン菓子

時期 小学生

場所 自宅周辺

思い出したきっかけ スーパー

 

あるとき買い物をしていると、懐かしいものが目に入りました。

米で作られたポン菓子です。

米に熱と圧力を加えて膨らませたお菓子で、甘い味付けで四角く切られて販売されていることが多いようです。

 

懐かしいなーと手に取って眺めていた時に思い出したことがありました。

 

小学生の頃、ポン菓子を売る移動販売車が私の住む団地に度々姿を見せていました。

一袋200円ぐらいで、しかもすごい量!

大人気でした。

軽トラックを子供たちが囲み、みんなで買って分け合って食べたのを覚えています。

 

そんな話を奥さんに話してみると、

奥さん「ポン菓子ってなに?」

私「え? お米のお菓子で移動販売とかしてたじゃん?」

奥さん「なにそれ知らない」

 

もしかして地方によってはあまりメジャーじゃないのかな? と思い調べてみると、奥さんの故郷の沖縄にもあるようでした。

ですが名前が違う。

「はちゃぐみ」

 

……はちゃぐみ?

さらに調べると、「はちゃ」が景気づけ、「ぐみ」がお米の意味だそうです。

 

呼び方が違うから話が通じなかったのかなと奥さんに再度話してみると、

奥さん「はちゃぐみ? 知らない」

 

単に知らないだけのようでした。

 

ちなみに、私はずっとポン菓子と呼んでいましたが、私の地方での呼び名は「はでこ」だそうです。

いやいや、聞いたことないよそれ。

 

走り縄跳び

時期 小学校2年生

場所 幼稚園

思い出したきっかけ ダイエットの記事

 

最近、お腹のビール腹が気になり自宅近辺で手軽にできる有酸素運動がないかとネットを見ていたところ、オススメに縄跳びの項目が。

 

縄跳びかー……。

たしかに続けたら絶対痩せるだろうなあ。

でも家の前の道路でやるにせよ公園にせよ、人の目が恥ずかしいなー。

 

と思っていたら、さらにオススメとして走り縄跳びが。

走りながら前跳びをする縄跳びです。

 

いやーますます恥ずかしくない?

いい年こいたオジサンが必死の形相で公園を縄跳びしながら走り回ってたら、通報されそうじゃない?

小さい子だったら微笑ましいのだろうけど。

 

などと考えていたら、あることを思い出しました。

 

私には3つ下の妹がいて、私が小学校2年生のとき、妹は幼稚園の年中組。

両親が忙しいときは私が幼稚園にお迎えにいくことがありました。

 

ある日、母から頼まれ幼稚園に行くと、園庭の側に縄跳びの縄が落ちていました。

片づけ忘れたものでしょうか。

 

私は無性に縄跳びがしたくなり、妹のことをそっちのけで園庭に駆け出します。

そして全力で走り縄跳び!

 

幼稚園の園庭ですからそれほど大きくはありません。

そこを縦横無尽に1人で走り回る小学生の私。

最後は幼稚園の先生に止められ、卒園生であることや妹を迎えに来たことを言いましたが、怒られました。

 

当時は「走り縄跳びができてすげーだろ!」ぐらいの気持ちでしたが、今考えると完全に不審者です。

このご時世だったら怒られるだけでは済まないかもしれません。

 

小学校2年生でも不審者に見られる可能性があることを考えると、やはりオジサンの私が公園などで走り縄跳びをするのはハードルが高そうです。

 

大好きな昼寝

時期 小学校低学年

場所 車の中

思い出したきっかけ 他の記事を書いて

 

少し前に投稿した記事「昼寝と振袖肉」を書いていて思い出したことです。

 

その記事で触れているとおり私は昼寝が大嫌いでした。

眠くもないのに横になって、喋ってもダメ、本を読んでもダメ、テレビを見てもダメ。

時間が経つのをひたすら待つことが多かったです。

 

ですが、大好きな昼寝もありました。

それは外出先から帰ってくる車の中での昼寝です。

買い物や遊びに行った帰り、くたくたに疲れて親が運転する車の中で寝落ちするのが大好きでした。

 

寝落ちしたまま自宅が近づくと、自宅付近の交差点を曲がる感覚で、家が近いことをなんとなく知ることができました。

 

その時には半分覚醒している状態でしたが、私は起きたくありませんでした。

なぜなら、自宅についてからがもっとも好きな瞬間だったからです。

 

自宅に着くと、親が私に声をかけ起こそうとします。

その時には完全に目は覚めていますが、寝たふりをします。

そうすると親がため息ととともに、私を抱きかかえて家の中に運んでくれるのです。

そして自宅に入ったら、さも今起きたような顔で「着いたの?」と聞きます。

 

とても幸福な昼寝の記憶です。

ちなみに、毎回そんなことをしていたので親は狸寝入りに気づいていたかと思います。

毎度毎度、荷物を1つ増やすことになってすいませんでした。

 

水筒とパジャマ

時期 小学校低学年

場所 通学路

思い出したきっかけ 無印良品ウォーターサーバー

 

最近、水筒を持ち歩くことにしています。

とにかく外は暑いですし、職場と自宅の近くに無印良品があり水のサーバーが無料で使えるので重宝しています。

 

自宅近くの無印良品に寄った時のことです。

水筒をカバンから取り出してサーバーに近づこうと鏡の前を通りすがったとき、鏡に映る自分の姿を見てぎょっとしてしまいます。

 

髪ボサボサ!

スーツの上下の組み合わせが違う!

そして極めつけは革靴じゃなくてサンダル!

これから仕事にいくのに……。

 

慌てて自宅に帰りました。

多分寝ぼけていたのだと思います。

その時、以前にも似たようなことをしてしまったのを思い出しました。

 

小学校低学年のとき、その日は遠足の日でした。

前の日からわくわくしていて、当日は少し早起きをしました。

 

急いで準備を済ませさあ学校へ! と自宅から出て集団登校の集合場所である公園まで向かいます。

数10メートル進んだ時に、はっとしました。

 

カバンやお弁当はなく、持っているのは水筒だけ!

上下はまだパジャマ!

 

大慌てで自宅に帰りました。

多分寝ぼけていたのではなく、楽しみすぎて気がせいてしまったのだと思います。

母は大爆笑でした。

誰ともすれ違わなくてよかった……。

 

その日の遠足の内容は何一つ覚えていませんが、自分がパジャマ姿であった瞬間のことだけはありありと思い出せました。

雑記:思い出すために

このブログを書き始めてから、気付けば1か月以上が経っていました。

書き始めた当時は、こんな「私の私による私のための」ブログを見てくださる方がいるとは思っておらず、三日坊主で終わっても良いと思っていました。

 

それなのに1か月続いたのは、ひとえに無料でこの場所を提供してくださるはてなブログの運営様、そしてブログを見てくださった皆様のお陰です。

 

今後も「私の私による私のための」ブログであることに変わりはありませんが、もし今後もお付き合いくださる方がいれば、気が向いた時にでもお訪ねいただければ幸いです。

 

閑話休題

以下は、私がこのブログを書き始めるきっかけの1つになったとある曲とその詩について記載します。

 

私は合唱が趣味で、学生時代から細々と続けてきました。

今は子育てもあり少し離れているのですが、お気に入りの曲の1つが「思い出すために」です。

寺山修司(敬称略。以下同。)の詩に信長貴富が曲を付けた作品で、合唱界では大変に有名な作品です。

 

4分の3拍子のワルツと軽快なジャズのリズムが組み合わさった作品で、とてもオシャレでかつ旋律も美しく耳に心地よく残ります。

また、詩も最高にステキです。

 

セーヌ川岸の

 手まわしオルガンの老人を

 忘れてしまいたい

 

 青麦畑でかわした

 はじめてのくちづけを

 忘れてしまいたい

 

 パスポートにはさんでおいた

 四つ葉のクローバー

 希望の旅を忘れてしまいたい

 

 アムステルダムのホテル

 カーテンからさしこむ

 朝の光を忘れてしまいたい

 

 はじめての愛だったから

 おまえのことを

 忘れてしまいたい

 

 みんなまとめて

 いますぐ

 思い出すために」

 

そう、どんな思い出であっても、一度は忘れないと思い出にならないのです。

 

過去に起きた出来事やその時抱いた感情が大きなものであればあるほど、思い出した時に大きく感情を揺さぶられることでしょう。

ですが、それほどに大事な出来事や感情は簡単には忘れられません。

 

寺山は「はじめての愛」を忘れて、思い出したいと言っています。

おそらくうまく行かなかったのであろう「はじめての愛」は、ともすれば苦い思い出のはずです。

それでも忘れて思い出したいと思う気持ちは、このブログを書き始めた私にはよく分かるような気がしています。

 

 

 

こむら返り

時期 小学校低学年

場所 自宅

思い出したきっかけ 久々のこむら返り

 

こむら返り、足がつる。

どちらの言葉が一般的か分かりませんでしたが、この記事ではこむら返りで統一します。

 

こむらとは腓と書き、ふくらはぎ(すねの裏側)のことを指します。

それがひっくり返るような痛みを伴って痙攣することをこむら返り(俗称)というそうです。

 

私が子供の頃、とくに小学校低学年の頃はそれはもう頻繁にこむら返りを起こしていました。

一回なってしまうと癖がついてしまうのか、毎日のようになることも。

 

今もこむら返りになりかけることはありますが、自分なりの対処法(足の指をすねに近付けるように手で引っ張ってふくらはぎを伸ばす)で凌げることが多いです。

ですが、小さい時はそんな知恵もなく七転八倒していました。

 

そのため、私にとってこむら返り自体は日常のよくある出来事の1つでしかないのですが、ある日のこむら返りのことだけはよく覚えています。

 

ある日、父の同僚とその家族が我が家に遊びに来ました。

同僚のおじさんの子供は3人兄弟でみんな男の子。

1人は私と同い年で、他の2人は私にとってお兄さんみたいな存在で、遊びに来ることが決まってからその日まで、とても楽しみにしていました。

 

家の中で一通り遊び、次は近くの丘まで遊びに行こうという話になり準備をしていると、こむら返りが!

七転八倒する私を3人が心配気に見ています。

 

その時のこむら返りは泣きそうなほど痛いヤツでしたが、カッコ悪いところは見せたくなくて気丈に振る舞い「すぐ行くから先に行ってて」と言いました。

 

そして3人が行ってしまった後に大泣きです。

最初は痛みで泣いていたのですが、痛みが治まってくるにつれて3人と遊びに行けなかったことが悲しくてさらに大泣き。

親たちはそんな私を見て笑っていたような気がします。

 

結局、30分ほどは立ち上がることも出来ず、その後は足を引き摺りながら3人を追いかけました。

 

人生においてこむら返りであれほどに泣いたのは最初で最後な気がします。

 

このことを思い出したのは、すごく久々にこむら返りになってしまったからです。

前日にお酒を飲んだ上、水分を余り摂らずに寝てしまったためか、睡眠中になってしまいました。

記事を書いている現在は痛みは引いていますが、またなりそうで怖い……。

今日はお酒はやめておきます。

 

昼寝と振袖肉

時期 5歳頃?

場所 自宅

思い出したきっかけ 子供につままれて

 

二の腕の上腕三頭筋がある部分、つまり力こぶが出来る側の裏側の部分に付く贅肉のことを振袖肉と呼ぶそうです。

贅肉が垂れる様子が振袖に似ているから振袖肉と呼ばれるらしいですが、すごいネーミングセンス。

 

最近、我が子のマイブームは他人の体をつまむことです。

出っぱっている鼻のような部分はもちろん、お腹などの贅肉、皮を引っ張りやすい首の後ろなど、あらゆる部位をつまもうとしてきます。

お風呂などで素肌を晒すと延々と攻防を繰り返すハメになります。

 

冒頭の振袖肉をつままれて痛い思いをしたときに思い出したのが、私が5歳頃のときの記憶です。

 

私は昼寝が大嫌いな子供でした。

眠くもないのに寝るのを強制されるのが苦痛でしかなく、どんなに頑張っても寝られないときは目覚ましが鳴るのをひたすら待っていました。

 

ある日、やはり寝ることができずぼーっと目覚ましを眺めていました。

その時視界に入ったのが寝ている母の二の腕の裏側、つまり振袖肉です。

何気なく手を伸ばして振袖肉を揉んでみると、柔らかくて冷たくて気持ちいい!

夢中になって揉んでいました。

 

そして振袖肉を揉んでいるうちに気付いたら眠っていました。

それからの昼寝はひたすら振袖肉を揉んでいました。

 

やはり柔らかいものに触れていると安心するのでしょうか。

私の振袖肉をつまむ子供を見て、血は争えないなと思いました。