牛と牛が重なっていたら
時期 小学校低学年
場所 小学校
思い出したきっかけ 牧場
帰省中に牧場に行きました。
両親が言うには、私が小さい時に3人で行ったことのある牧場だそうです。
牧場に着いて色々回りましたが、残念ながらそのときのことは何一つ思い出せませんでした。
代わりに思い出したのは、小学校の図工の時間のワンシーンです。
図工の教科書(多分)にこのようなQ&Aが載っていました。
Q「牛が2匹、手前と奥にいて重なって見えたらどうやって描いたらいいの? 手前を描くと奥が描けないし、奥を描くと手前が描けません」
A「あなたが見たままに、つまり手前の牛を優先して描きましょう。奥の牛は重なっていない部分だけ書きましょう」
今思えば当然のことが書いてあるだけなのですが、
「奥の牛も1匹の牛で、そこにちゃんといるのに、重なっていない部分しか書いてもらえないなんて可哀そう……」
と思ったことを記憶しています。
なんて素朴で純な考え方なのでしょう。
ですが、今の私はそんなことは考えられません。
仕事で絵(落書きレベル)を描くことがありますが、人物や動物が重なっている部分があるときは、奥の人物等は見なかったことにして手前の人物等だけ書いちゃいます。
手間>>>>可哀そう
当時の私が今の私を見たら「ひどい」って言われてしまいそうです。