ライバルの骨折
時期 小学校5年生頃
場所 小学校
思い出だしたきっかけ 同僚の骨折
同僚から連絡があり、骨折してしまったとのこと。
足の開放骨折で、手術・入院が必要なのでしばらく休みますという連絡でした。
一報を耳にしたときは、「カイホウコッセツ? 解放骨折? なんかそんなに痛くなさそう」と思っていたのですが、ネットで調べてびっくり。
「開放骨折とは、骨折した骨の端が皮膚を突き破って露出したりして、骨折部とつながるきずが皮膚にあるものをいいます。」
ひいいいい。
絶対痛い。っていうか怖い。
同僚には好きなだけやすんでくださいとラインをしておきました。
骨折で思い出したのは、私のライバルが骨折した話です。
当時、私は同じクラスの女の子に片思いをしていました。
とても明るく優しいし可愛い、私にとって初恋の女の子(「りんちゃん」とします)です。
ある日、クラスメートのとある男子(「せきくん」とします。)が骨折をして入院することになったと先生から聞きました。
もちろん可哀そうと思いましたが、特別に仲が良かったわけでもなかっため、あまり何も考えていませんでした。
後日、その男子のお見舞いに行ってきたと先生が報告しました。
元気そうでしたと聞いて、よかったなーと思いましたが、先生が続けた言葉に私は驚いてしまいます。
「お見舞いにはりんちゃんと一緒に行きました。りんちゃんはせきくんのためにお見舞いの品まで用意してくれました。」
衝撃でした。
特段、りんちゃんとせきくんは仲が良さそうにも見えませんでした。
ですが、わざわざお見舞いの品を持って入院先まで行くだなんて、りんちゃんはせきくんに好意を寄せているのだと思いました。
そんなことがあったため、私はせきくんを私の恋のライバルに(勝手に)認定しました。
後日、りんちゃんに恋愛感情はなかったことを知るのですが、それを知るまでせきくんに冷たく当たってしまったような気がします。
ごめん、せきくん。