思い出した日記

思い出したことを日記として書き記しています。

〇男

時期 小学校4年生頃

場所 学校の図工室

思い出したきっかけ 雨男

 

私はよく「雨男」と言われます。

自分ではそんなことはないと思っていますが、出先で雨に降られる度に「キミって雨男だよね」と言われます。

おまえのせいだと言わんばかりに……。

いや、あなたのせいかもしれないじゃん、とは不毛なので言い返さないことにしています。

 

ところで、「雨男」と言われる度に私はある1枚の写真のことを思い出します。

 

小学校のとき、電動糸ノコギリを使って薄い木の板を好きな形に切るという授業がありました。

何を作ったのかも覚えていませんが、1枚の写真のことだけを覚えています。

先生が撮ったであろう、切った後の木の板を持っている私の写真です。

 

作ったものや授業そのものに特別な印象はないのに、なぜその写真のことだけを覚えているのかと言えば、その写真が先生用の教材の冊子に載ったと後日先生に言われたからです。

該当のページの切り抜きには私の写真と、見出しとして「上手に切れて嬉しそうな〇男」の文字。

 

〇には実際には私の苗字のイニシャルが入りますが、「雨男」と言われる度、その写真のことを思い出します。

 

ちなみに手先が器用なわけでもない私は、図工の教科は常に3段階中の2でした。

なぜ私の写真が使われたのかは未だに分かりません。