酸っぱい茎
時期 小学校低学年
場所 公園
思い出したたきっかけ 公園を散歩していて
通っていた小学校では、集団登校・下校が行われていました。
その際にはみんなで仲良く手を繋いで公園などの集合場所から学校に、学校から集合場所に移動していました。
ある土曜日、授業が半日で終わり下校する際に手を繋いだ相手は、近所のお姉さん。
だいぶ年上であまり話したこともなく、正直少し苦手でした。
公園に着き家に帰ろうとしたところ、そのお姉さんをふと見ると、何かを口に頬張っています。
ジロジロ見ていると「君も食べる?」と手渡されたのは紫色の茎。
え、雑草? と思いましたが好奇心には勝てず、口に含んでみるととにかく酸っぱい!
でも何故か癖になる酸っぱさで、夢中で吸い付いてしまいました。
そんな私をみてお姉さんは、笑いながら「そこら中にあるよ」と公園を指さしました。
確かに同じ茎を持つ草がいっぱい!
そこからはお姉さんと2人で酸っぱい茎をいっぱい堪能しました。
帰宅後にその話を親にしたところ、そもそも帰ってくるのが遅かったことと、「公園の雑草には犬のオシッコとかがかかっているかもしれないからやめなさい!」と叱られてしまいました。
しかしちょっと叱られたぐらいでやめられるはずもなく、その酸っぱい茎を吸うのがしばらくの間はマイブームでした。
最近、公園などを歩いているときに同じ草が生えていないかを探すのですが、目にすることはなく草の名前も今となっては分かりません。
地域が違うからなのか、季節の問題なのかは分かりませんが、見かけたらまた吸ってみたいなあと思っています。
でも今度は洗ってから吸うことにします。