思い出した日記

思い出したことを日記として書き記しています。

縄跳びの縄

時期 小学校3~4年生頃

場所 学校の教室

思い出したきっかけ 近所の子供を見て

 

この記事を書いている現在は8月の中旬で、学生の皆さんは夏休みを謳歌している時期だと思います。

ただ、9月も近づいてきていて、宿題に追われている子供さんもいることでしょう。(私がそうでした。)

 

最近、縄跳びを頑張っている小学校低学年ぐらいの子を帰宅途中によく見かけます。

1人ではなく何人も見かけることから、学校の夏休みの宿題なのかなと微笑ましく見ていました。

 

あるとき、2人の子がケンカをしていました。

通りすがりに話を耳にするに、縄跳びの縄のことのようです。

1人が使っている縄がとても飛びやすい縄のようで、その縄を「貸して!」「やだ!」の応酬のようでした。

そう、縄跳びの縄には飛びやすい、飛びにくいがあると私も思うのです。

 

小学校の頃、冬の体育と言えば縄跳びでした。

シーズンに入るときに課題表を渡され、「前跳び10回」や「二重跳び1回」などの課題を先生の前でクリアするとハンコを押してもらえる、というものでした。

私は運動神経が特別良いという訳ではありませんでしたが、縄跳びはクラスで上位に入るほどに得意でした。

それにはある秘密がありました。

 

クラスの皆は近所の生協で縄跳びを購入していたようですが、私は自転車を30分程走らせた場所にある文房具屋まで毎年、購入しに行っていました。

少し細めで軽く、しなりが良く、そして色が蛍光色でかっこいい!

そしてさらに私はそれを改造していました。

 

各教室には暖房器具が1つずつあり、天井ではなく窓際の床面に備え付けられていました。

(そのため、暖房器具の前の席になった子は暑くて仕方ないのに、遠い子は寒くて仕方ない。この話はまた今度するかもしれません。)

私は暖房器具の前に縄跳びを30分ほど置き、温めては引っ張って、伸ばして冷ますを繰り返し、さらに細く、しなる縄跳びへと改造していました。

 

そうやって出来上がった縄跳びは耐久性が減少している代わりに切れ味(しなり)が鋭い。

まさに日本刀です。気分は刀鍛冶職人。(小学生の勝手なイメージです。)

 

縄跳びを最後に握ってからかなりの年数が経っていますが、またやってみたいなと思いました。

でも今となっては、三重跳びはおろか二重跳びすらできるか怪しい……。