思い出した日記について
日記は普通、その日あった出来事をその日のうちに付けるものだと思います。
でも私は「その日のうちに」が大の苦手で、小学校の夏休みの日記も最終日間近にまとめて書く体たらくでした。
(なので、その日の天気とかが適当で先生にバレては毎年怒られていたような気がします。)
そんな私ですが、日記を付けること自体が嫌いなわけではありませんでした。
日々の思い出を自分の言葉でアウトプットし、それを後日見ることは、むしろ楽しい作業だと感じていました。
ですが、前述のとおり「その日のうちに」が苦手なせいで、日記を付け始めても3日も持たない。
筆はとるのですが、書くことを考えているうちに「こんなこと書き残して意味あるのかな?」と思ってしまうからです。
「こんなこと」に意味を感じていなかったのが原因ですが、大人になった今、その考えは少し変わりました。
たしかに今日起きた「こんなこと」は、今日が終わる時点ではなんの価値もないかもしれません。
でも、時間が経ってからふと思い出した「こんなこと」はとても懐かしく、様々な感情を私にもたらしてくれます。
そこで、せっかく思い出した「こんなこと」をまた忘れないよう、思い出として日記にすることにしました。
もし読んでくださる方がいたとしたら、その方にとっての「こんなこと」を呼び戻すきっかけになれたら嬉しく思います。